寒梅館クローバーホール
2024.07.09(火)
①15:15 ②18:30 *各回15分前開場予定
今出川
《イタリア ネオレアリズモの世界~ロッセリーニを中心に》
Neorealismo
Roberto Rossellini, Luchino Visconti, Federico Fellini
1940~50年代にイタリアで人々が闘い生きている現実を描き出したネオレアリズモ(新現実主義)。フランスにおけるヌーヴェル・ヴァーグにも多大な影響を与えています。このムーヴメントにおける先駆者の一人であり、イングリッド・バーグマンを据えた作品でも有名なロッセリーニ監督を中心とした特集です。
①15:15
『ストロンボリ』Stromboli, terra di Dio
1949年/イタリア/99分
監督:ロベルト・ロッセリーニ
出演:イングリッド・バーグマン、マリオ・ヴィターレ
第2次世界大戦後、難民キャンプから出るためにカーリンは漁師のアントニオと結婚し、ストロンボリ島で新生活を始める。しかし排他的な島民や頻発する火山の噴火に精神的に追い詰められていく。『無防備都市』を見て感動したバーグマンがイタリアへ行き、ロッセリーニと製作した第1作。
*上映素材の問題で、最後の音が欠損しております。ご了承ください。
②18:30
『イタリア旅行』Viaggio in Italia
1953年/イタリア/83分
監督:ロベルト・ロッセリーニ
出演:イングリッド・バーグマン、ジョージ・サンダース
ロンドンに住む会社役員の夫婦はナポリの別荘を処分するためイタリアへ行くが、冷え切った夫婦仲は悪化の一途をたどり、離婚に突き進む…。素晴らしい風景・古代美術などを背景に、失った愛の痛みをあぶりだし、後のヌーヴェル・ヴァーグに多大な影響を与えている。
◎上映終了後、ゲスト講師によるレクチャー あり (終了20:35~40予定)
講師:北小路隆志(きたこうじたかし) 映画批評家/京都芸術大学芸術学部教授
1962年京都生まれ。新聞、雑誌、劇場用パンフレットなどで映画評や書評を中心に執筆。主な著書に『王家衛的恋愛』、共著に『映画の政治学』、『ペドロ・コスタ 遠い部屋からの声』、編著に『〈社会派シネマ〉の戦い方』ほか多数。
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*一般の方もご入場いただけます(無料)
*諸事情により内容が変更になる可能性がございます。ご了承ください。
*ご来場の際は公共交通機関をご利用ください(駐車場・駐輪場はございません)。
*ホール内は飲食禁止です。ご了承ください。
*未就学児の入場はご遠慮ください。
当日のみ
無料