寒梅館クローバーホール
2024.05.07(火)
①15:15 ②18:30 *各回15分前開場予定
今出川
《イタリア ネオレアリズモの世界~ロッセリーニを中心に》
Neorealismo Roberto Rossellini, Luchino Visconti, Federico Fellini
1940~50年代にイタリアで人々が闘い生きている現実を描き出したネオレアリズモ(新現実主義)。フランスにおけるヌーヴェル・ヴァーグにも多大な影響を与えています。このムーヴメントにおける先駆者の一人であり、イングリッド・バーグマンを据えた作品でも有名なロッセリーニ監督を中心とした特集です。
①15:15
『戦火のかなた』Paisà
1946年/イタリア/126分
監督:ロベルト・ロッセリーニ
出演:ジュリエッタ・マシーナ、マリア・ミキ
1946年ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞受賞
第2次世界大戦末期の連合軍兵士とイタリア民衆が交流する6つのエピソードを通して、戦場の真実を生々しくリアルに描いた傑作。ロッセリーニによる戦争3部作の2作目となり、無名時代の若きフェデリコ・フェリーニが脚本・助監督として参加している。
②18:30
『ドイツ零年』Germania anno zero
1948年/イタリア/74分
監督:ロベルト・ロッセリーニ
出演:エドムント・メシュケ、エルンスト・ピットシャウ
爆撃と市街戦で廃墟になったベルリン。焼けビルのアパートに住むエドムント少年は小学校時代の恩師に会うが、彼は未だナチの弱肉強食の理論を振りかざし…。センセーショナルな主題を冷徹なタッチで表現し、やるせない孤独感が観る者を胸をえぐる代表作の1本。
当日のみ
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