商学部商学科 2016年度生
篠原 瑞公
スポーツ健康科学部スポーツ健康科学科 2016年度生
吉村 美穂
商学部商学科 2016年度生
篠原 瑞公
スポーツ健康科学部スポーツ健康科学科 2016年度生
吉村 美穂

Profile
1997年生まれ、愛知県出身。愛知工業大学名電高等学校を経て同志社大学に進学。2016年度関西学生リーグ団体戦では1年次生でメンバーとして出場。フルーレリーグとエペリーグではピストに立ち、勝利に大きく貢献した。

Profile
1997年生まれ、滋賀県出身。立命館守山高等学校を経て同志社大学に進学。2014年ユースオリンピック6位・2016年アジアジュニア選手権 優勝・世界ジュニア選手権 3年連続出場。
伝統はもらい受けるものではなく、自ら創るもの――
フェンシング部の未来を担う二人の若手選手に、胸の内を語ってもらった。
――フェンシングを始めたきっかけを教えてください。
- 小学4年の時、通っていた器械体操教室の先生に誘われてフェンシングを見学したのがきっかけです。姉も同じタイミングで同志社女子中学でフェンシングを始めていて、その影響もありますね。
- 僕は、中学1年からフェンシングを始めました。当時元気があり余っていて、担任の先生から「その元気をフェンシングに使ってこい」と言われたのがきっかけです。試しに始めてみたら楽しくて、今まで続いています。
――高校までの取り組みについてお聞かせください。
- 中高合同で活動していたのですが、練習はとても厳しかったです。練習メニューは顧問の先生が全て決めていて、当時は窮屈に感じていました。今となっては、厳しい練習の積み重ねが自分の土台になっているので良かったなと感じます。
- 私は、中高は部活ではなく外部のクラブに通っていました。なので特に仲間意識もなく、一匹狼でやっていました。
――同志社大学に進学した理由を教えてください。
- 中高のフェンシング部の顧問が、同志社大学の卒業生ということもあり、親近感がありました。また同志社大学のフェンシング部にはOBでも強い選手がいるので、その方々に教えてもらえる環境があったため、入学しました。
- 私は、オリンピック選手を輩出している同志社大学のフェンシング部に憧れていました。トップアスリート入試で入学したので、入学した今はフェンシングで結果を出せるように、自覚と責任を持って日々練習しています。
過去にはオリンピック選手も輩出した同志社大学フェンシング部。偉大な先人の背中を追い、肩を並べる日を目指して、二人はストイックな姿勢で練習に打ち込む。
――お互いの第一印象は?
- 高校の時から大会では見かけていたので、上手な人がいるなとは思っていました。
- そうですね。大学入学前から知ってはいました。実際に会った時は、背が高いな、と(笑)。エペでは背が高いと有利になるので、うらやましいです。
- 吉村は、一匹狼のオーラが出ていました。小柄なのにオーラが出ていて、今までの努力や実績が表に出ているんだなと、自分との差を感じました。
――大学のフェンシング部での活動と、それまでの活動で違いはありましたか?
- 部活という場、一緒にやっていく仲間がいることが新鮮でしたね。切磋琢磨できる仲間がいるのは良いなと思います。
- 僕は、高校とは違い自由だなと感じました。それは良い意味でも悪い意味でもあって。中高は顧問の言われるがままに厳しい練習をこなしてきましたが、大学では練習内容や時間、量などあらゆる面が自分に委ねられます。
- いろんな考えの人が集まる中で、自分はどう考えて取り組んでいくかは、常に考えないといけませんね。
- 楽しようと思ったら、どれだけでも怠けられますから。上手くなるためには厳しい練習を自分に課さないといけない。中高の環境があったから、そのことに気付けたんだと思います。
――日頃から心がけていることを教えてください。
- 積極的に、自分にとって良いと思うものを真似して取り入れています。技術だけでなく気持ちや考え方についてもです。大学は部員それぞれでスタート地点が異なり、持っている知識も違います。何を取り入れたら自分にとってプラスになるかを、冷静に判断しています。
- 私は日頃から、関東勢に目を向けて練習しています。今の大学フェンシングは関西より関東の方が強く、練習面でもレベルが違います。クラブの練習だけでなく、常にプラスアルファのことに取り組んでいます。
- 活動は男女で分かれていますが、これが必要だろうと感じている部分は一緒です。今は男子に関しては僕が、女子は吉村がトレーニングの内容を決めていて、先輩も受け入れてくれています。いろんなレベルの人はいますが、強くなれるようにメニューを組んでいます。
- 今はまだ自分自身が下回生なので好きに意見を言っていますが、上回生になるにつれて、自分の意見は持ちつつも皆の意見を聞いて全体をまとめていかないといけません。それが集団をまとめるうえで大切なことだと感じます。
